父の事

今日は父の様子を見てきました。
実はまた今月になって肺炎になりかけてしまい入院したのです。
今年は体調が良くなったり悪くなったりと
入退院の繰り返しが多かったのですが
お陰さまで経過は良好で今はとっても調子が良く
明日か明後日には新型インフルエンザのワクチンを打つそうで
その後状態が落ち着けば退院となりそうです。

父の様子を見ていて最近わかった事は
心と身体というのは連動していると言う事。

父は体調が悪くなると、頭の回転も遅くなってきます。
ボケてしまったのかなと思う位に
つじつまの合わない事を言い始めます。
ボーっとして、目の輝きがなくなってきます。
その度に、姉と心配するのですが
体調が良くなると、シャキッとして身なりも整え
頭も話もしっかりきちんとしてきます。
いつもの父に戻ります。

人間の身体の不思議、スゴさを実感しています。
健康でいると言う事は、素晴しい事です。

最近、父とよく話をするようになりました。
昔はまったく口もきかない時代もあったのにね。
今日は病室で1時間以上しゃべったかな。



うちの娘がもうじき誕生日だと言う話をしました。

「あんなおチビさんが、もう16才かぁ…」

そして

「子供を育てるっていうのは大変な事だなぁ」

父がそんな事を言ってました。
自分が結核で3年間も入院していた時
お母さんはさぞ大変な苦労をしてお前達を育てたのだろう
お父さんは入院していたからわからなかったけれど
きっと大変な思いをして育てたんだろうと。

「親孝行をしたい時には親はなしって言うけれど…」

ん? 何を言いたいのかな? 一瞬わからなかったです。
その後に父が話し始めました。

自分がこうして歳を取って
身体の自由がきかなくなってきて
今頃になって初めて
年老いた親の気持ちがわかった。
あの当時は何もわからなかったなぁ。
わかった時には、もう親はいないなぁ。

85才になった父が
両親の事を想っている。
一人病室で。
幾つになっても、親は親。
父の中では大切な存在なんだ。
父も一人の子供。
おじいちゃんになっちゃったけど
両親を想う、子供なんだ。

帰り際には
車の運転に気をつけて事故に会わないようにと
私の事を心配する父。

妻を想い、親を想い、子を想い、そして孫を想う父。

最近、「ありがとや」とよく言う父。
あんまりお礼を言われると、照れるよ。
こんな風に
いろんな話ができるようになるとは思わなかったです父と。

時の流れというのは
人を優しくするね。
長生きしてくれている父に
心から感謝しています。
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by simple2601-chil | 2009-11-23 00:14 | 日々のこと

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